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巷にあふるるすさまじきもの、明けガラス鳴くころのネオン街、人気無き路地を酔いたる人のさまようだに、すさまじ。
齢すでに誰そ彼(たそがれ)のサラリーマン。五十年働き続け人生のたそがれを迎えるも、明日への確たる目標なく、長きに渡り養いたる家族より相手にもされず、飲屋の女将のほほ笑みのみを生き甲斐とし、心の憂さを酒に流すもすさまじ、と思いつつ我が行状を振り返れば、彼にも増してすさまじきかな。
ワゴンセール、タイムサービスに向かう中年女性。売子の呼び掛けに反射的に足を止め、売り場に猛進するも、自分のためかはたまた家族のためか。渋谷109前のコギャル、マゴギャル、ヤマンバの乙女たち。中庸、普通、平凡に背を向け、誰より目立ち、注目を浴びんと、工夫を凝らすこそ可愛気あるもすさまじきかな。
おかしきもの、携帯に向かいてメールする姿、マウスパッドがあまりに小さしと嘆くオジサンパソコンユーザー、ワイドテレビで朝連ドラを見る主婦、BSでサッカー見過ぎて寝不足歴然のヤングサラリーマン。逆張りで傷口広げる投資家。
、近ごろ都に流行るもの、殺人、強盗、ピッキング。いかなる理由やは知らずも、冷血の殺人増加の一途。加えて心病む少年の暴走止むるを得ず。ピッキングに到りては、浦安界隈に集中的に発生の傾向あり。
人は言う、彼らの出身地の風景、浦安のそれに似たりと。その真偽知る人なし。
富士の噴火も刻一刻と近づき、対策の会も流行るも流行らぬも、常に底流を流れ行くは政界の画策。期待されて着任するも数ヵ月で石もて追はる総理の座。インフレ、バブルは過去のことなれど平成不況はなおのこと骨身に沁むものかな。
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