わが家も二人の子供の受験戦争を終了し、一勝一敗の戦績でした。
つまり下の子は志望の高校に合格したが、上の子は志望大学を見事に失敗してくれました。
この原稿を書いている時点ではまだ国立の後期試験が残ってはいますが、前期試験からランクを落した子達が大挙して受けるため極めて難しいと思われます。
早くも予備校の資料を取り寄せ始めましたが、驚いたのはその授業料です。
軒並み入学金10万円、年間授業料60万円となっています。別稿で書いたように私自身も30年ほど前に浪人を経験していますが、当時の予備校の入学金1万円、授業料は5万円だったと思います。今はその10倍以上です。ちなみに、当時の物価は、ものの本によると入浴料32円、理髪料420円、公務員初任給25000円だったようですから、初任給の2倍だったわけで、現在の初任給22万円の2倍とすると44万円が妥当な線ということになります。
それでもいい値段ではあり、思わずやりくりして出してくれた両親に向かって手を合わせてしまいます。
こんどは自分が親として、こどもに同様のチャンスを与えねばなりません。30年前と異なるのは浪人生の意識です。勿論翌年志望校に合格するために必死に勉学に励むのに変わりはありませんが、それほど悲壮感が無いことです。
これは良いことだと思います。高校卒業生の中では少数派として、多少の劣等感と、同じく多少の青雲の志とを同居させながら、汚い下宿で深夜放送をBGMにひたすら参考書と格闘したのも浪人なら、CDステレオをかけながら漫画と参考書を交互に読むのも浪人です。
後者のほうが惨めさがなくて良いとおもいます。聞けばクラスの友人の半数が浪人するという。
もう、高校4年生の感覚で予備校に通えるわけです。ただ、翌年へ向けてのプレッシャーは現役の比ではありませんから、矢張りストレスは相当なものではあります。そのストレスを糧に我が愚息が少しは成長することを期待して、70万円(なにやかやのキャンペーンで少しは安くなります)を投資したいと思います。
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