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株式相場の格言


仕事上で耳にした格言もあれば、実体験上、痛い思いをして身にしみたものもあります。

「まだ、はもうなり、もうはまだなり」:まだまだ上がる(下がる)と思っていると、 実はそこが天井(底)だと言うこと。正に人間の心理と相場の動きとの駆け引きである。 自分でも何度も経験しているが、まだまだ上がると強気でいると、ある日突然下げ始 め、売り場を失ったことが何度もある。

「人の行く裏に道あり・・・・・」:
この言葉からいつも思いだすのは「山路来てなにやらゆか しスミレ草」という俳句。この俳句の方は情緒が感じられるが、格言のほうは少々生臭 い。人と同じように人気銘柄に乗ろうとすると、前記の「まだ」のくちで、高値つかみ になるので、逆に、他人の買わない銘柄を買い、あるいは、下げの局面で買ったり、上 げの局面で売って、逆張りで稼ごうとする方法。これも思惑が外れて、何時まで経って も人気が出ずに終わる危険と背中合わせ。

「主婦が買物カゴを片手に証券会社に来ると、相場は終わり」
これは格言ではないけれど、「株式投資は儲かる」という風潮が世間に満ち、あまり 投資に縁のない(今は変化したが)主婦が、買物のついでに証券会社で株や債券を購入 するころは相場もピークを迎えており、後は当分下降線となる時期だということ。 もっとも、現在ではいわゆる「マネー」誌が多数出版されており、家庭でも主婦のや りくりの手段として、投資が重要な位置を占めています。

「待てば海路の日和あり」:これは一般にも口にされる格言。どんなに悪いことがあっ ても、しばらく待てば事態は好転する。今回のバブル崩壊で痛い目を見たとしても、じっ と我慢していれば、いつかは元を取り戻せる。景気には波があり、一番周期が長いコン ドラチェフの理論で60年周期だし、1929年に始まった大恐慌のあと世界の経済は驚異的 な回復と上昇を見せ、現代の社会となっている。日本の国内の景気の動きにしても、私 の知っている範囲でも、鍋底景気、神武景気あるいは岩戸景気、オリンピック景気、第 一次、二次オイルショック、80年末から90年にかけてのバブル景気というように、不況 の後には好況が、好況に浮かれていると不況が、10年程度の周期で巡って来ている。

「天井三日」:
良い相場は続かないこと。「上がるゾ、上がるゾ」と言っているとあっ と言う間に天井を打って(ピークを過ぎて)、見る間に急カーブの下降線を辿る。 よくあるのが「節分天井」。例年節分のころ相場が活況になるが、その後企業が年度 末を控えて、利益確定の売りに回り、一気に相場が冷やされる。 このような格言は、1株でも所有していれば、身にしみて実感できます。


瀬戸内海。瀬戸大橋は坂出市に続く。