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国際援助


日本では失業者が史上最高を記録しながらも、「持てる」国として、開発途上国の援助をしています。いわゆる開発途上国もあれば、戦乱に荒れた国や、干害で食物のできない国、様々です。それらの国に莫大な金額の援助を行っています。

そしてその援助に「たかる」日本人もいれば現地高官もいます。全てではないと思いますが、ニュースにはたびたび取りあげられています。
どこの国にも、どこの世界にも悪い人はいるものです。
このような利権に群がる害虫を駆除するにはどうしたら良いのでしょう。残念ながら駆除はできません。五右衛門が言ったという「浜の真砂は尽きるとも・・・・・」です。

では、どうしたら良いか? 「たかれない」構造にするしかありません。
まず、お金での援助を止める。円にしてもドルにしても、現金は体積が小さいので、かすめるのが簡単です。「もの」にすればかすめることはできません。どんなに大きな家に住んでいる高官でも、数千俵の米や、数万トンの食料を自宅の倉庫に隠すことはできません。また処理もできません。もっとも悪い商人と組むと、現金化できるかも知れませんが、それを知る人が一人増える訳で、悪事が表にでる可能性が高くなります。「天知る、地知る、君知る、吾知る」とも言います。

また、この「もの」での支給は効率が良いと思います。どこかの国で災害があると、日本の政府はすぐに「○○億の援助を決定した」と発表しますが、そんなお金より、温かい衣服、寝具や食料を自衛隊機でも使って空輸し、被災した人々に直接支給したほうが「緊急の援助」になるでしょう。そこには「利権」の入り込む余地もありません。

もっとも、最近のニュースで、倉庫に山積みになった医療品が新聞に載って、「必要な場所に輸送するためのトラックも、人もいない」とありましたが、これでは困ります。「品物を贈ったから、もう終わり」ではなく、ちゃんと役だっているかどうか、問題があればどう解決するか、フォローも必要です。

戦乱で荒れ果てた国があります。そのうえ干ばつで作物ができないため、体力のない老人や子供から多数の餓死者が出ています。
不思議なのは、作物の種を蒔いた話を聞かないことです。干ばつに強い農作物もある筈です。何年も続いて飢餓に苦しむ土地に、作物の緑を取り戻さなければ、いくら援助しても、自立はできないでしょう。
「グリーンベレー」なんていう良い名前もあるのですから、「グリーンベレーが日本のサツマ芋を植え付け」とか、「アメリカの特殊部隊が人口降雨作戦を繰り広げた」というようなニュースがあっても良い筈です。
高価なミサイルを無数に撃込む作戦ばかりがその国を救う道ではないでしょう。

われわれも苦しい日々を過ごしていますが、もっと苦しむ人々のための援助に反対する気はありません。ただ、工面して納めた税金は、もっと生かして使って欲しいものです。



2002年12月8日に上記の意見を書きましたが、12月12日(今日)の朝日新聞に
「○○国への援助物資はエリート高官の懐に入っているので査察が必要」との記事が掲載されていました。 今に限らず「いつも」そうなのです。
だから、支援物資は「本当に困っている人の手に直接渡す」ことが必要なのです。

 

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