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別項の続きとして・・・・・
歴史、あるいは科学技術の進歩に驚くという意味では、現代はその驚きに満ちているといえます。
石器時代に思いを馳せれば、(われわれの知っている歴史が正しいとすれば)、石を研いだナイフや包丁、鹿の角で作った狩の道具、或いは魚の骨を利用した釣り針を使った時代が千年単位で続いていたのです。
それにひきかえ、最近の科学の進歩の早さときたら・・・・・・。
数年前、小中学生の我が子のためにSF風な小説を書いて見たことがあります。
登場するコンピュータは弁当箱の大きさで、クロック周波数は3テラバイト程度に設定したのですが、5年も経たないうちに、大きさは腕時計並のものが普通に登場しています。現実の進歩は私の空想の上を行っていました。
ここでつくづく思う訳です。「手塚治虫は偉かった!」と。
もうすぐ彼が「鉄腕アトム誕生」の年とした2003年になろうとしていますが、その作品に書かれた内容がいささかも「時代遅れ」になっていないことに驚かされます。それどころか科学は彼が描いた未来を目指して進歩してきたとさえ言えます。
(実際、人間型ロボット開発の中心となっているのは、「鉄腕アトム」に夢中になった世代の成長した大学の教授達だということです。)
人間型ロボット、ロボット犬、転んでも起き上がるロボット・・・・・・。
もちろんこれまでも人間ができない、あるいは人が行なうには危険過ぎる仕事をこなす機械は数多く発明され実用化され、「ロボット」と呼ばれてきましたが、ここまで小型化し、かつ遊び心を持った発明が実現した裏には、驚異的な科学の進歩があったからです。もっとも、それが殺人兵器の開発を目的としたものであった可能性もありますが。
手塚治虫は、そのような裏事情を見越したうえで、それには言及せず、科学の「表の顔」を夢一杯に、あくまで少年少女の夢を育む作品として残してくれたのです。
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